マットビオンティ

ソウル五輪競泳で5個の金メダルを含む7個のメダルを獲得したマットビオンティ。

彼はその後、講演会を頼まれて物凄い回数をこなし、それに嫌気がさして教師になったと言う。

「スーパーマーケットで声をかけられるのは、もう嫌になった。人は私を『金メダルをたくさん獲った水泳選手』としてしか見てくれない。つまり、水泳という一面でしか見ない。私が何を言おうと、プールで早くタッチした選手としてしか聞いてくれない。

それはもういい。私には苦痛になった。この小さな村の学校で数学を教えていると、そういうことは起こらない。一市民として普通に暮らしていける。過去の栄光にしがみついて離れられない選手がいるが、その罠にはまらないように導いてくれたのが、弟と妻だったんだ」