ダウンの再利用

軽くて暖かいダウン。そのダウン、アパレルメーカーで不要になったものを回収して再利用する動きが広がっているそうだ。欧米ではすでに貴重な循環資源として認知されており、国内でも長く使える素材として有効活用が進みそうだという。

羽毛製品メーカーなどを作る日本羽毛製品協同組合によると、ダウンは食用に飼育されているガチョウやアヒルなどの水鳥から副産物として取れる素材だそうだ。胸元に生えている柔らかい羽毛を指す。日本で売られている衣類や寝具などに使われる羽毛の多くは中国や台湾などから輸入されている。4、5年ほど前から生産国の中国などで急速に需要が拡大し、原料不足の状態が続いているそうだ。そこで注目されているのがリサイクルダウンだ。ダウン製品を回収し、中に入っている羽毛を取り出した後洗浄し、新たな製品に生まれ変わらせる。国内では羽毛布団のリサイクルが広まりつつあるという。ダウンは使っていくうちにぶつかり合ってほこりとなる。再利用するにはほこりや汚れを取り除いて洗浄し、乾燥する工程が必要になる。欧米ではダウンのリサイクルは一般的だが、日本では捨てられてしまうことがほとんどなのだそうだ。ダウンは焼却する際に約1.8キロの二酸化炭素を排出するとされている。リサイクルは環境保全への貢献にもつながるのだ。回収ボックスや郵送での古いダウンの回収を受け付けている会社や、リサイクルダウンを使用したコートを販売するアパレルメーカーも出てきている。この先ダウンの再利用が広まってくれることを願う。